片山庭園のブログ

珍しい桜

2014/4/6更新

今日あたりが鳥取市内では桜が満開なのでしょうが、残念ながら一昨日からの雨風と寒さでせっかくの満開のお花見も残念なことになりました。

鳥取城趾の一角にある鳥取県立鳥取西高等学校の校庭の片隅に、船原吉野と言う珍しい桜が一本あります。周辺に植えられている染井吉野と開花時期が同じなのでほとんど目に付くことはありません。よく見ると少し染井吉野の花より薄いかなと思える程度です。

この桜は卒業記念で植えられた桜で、親木は同校の卒業生である竹中要理学博士が伊豆半島の船原峠で見つけられ、自ら船原吉野と命名された桜です。竹中博士が国立遺伝学研究所細胞遺伝部長であった関係で同所の厚意で入手さたのだと桜の下の看板に書いてありました。竹中博士は染井吉野桜の起源を遺伝子的に研究された方で、その研究の途中で船原吉野を見つけられたようです。
島原吉野はオオシマ桜とエドヒガン桜が自然交配して生まれた桜だそうです。

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