お庭の松、大丈夫ですか?
2014/2/11更新
松食い虫
去年、一昨年と松食い虫による松枯れが多く見られます。
今年も多くの被害が予想されますので、早めの予防をお勧めします。
松食い虫による松枯れのメカニズムを簡単に説明しておきます。
体内にマツノザイセンチュウを持ったマツノマダラカミキリが、枝をかじってセンチュウを植え付けることで松をしおらせて枯らす、枯れて柔らかくなった幹にカミキリが産卵し、幼虫からさなぎとなり樹幹の中に居るセンチュウが成虫になったカミキリに乗り移る、これを毎年繰り返すのです。
このメカニズムを作らせない為には、薬剤による樹幹注入を4月までに施しておくのが最適だと思います。
5年から6年に一回の注入でお庭の松の木を守ることが出来るのです!
このようになってからでは遅いのです↓
松の褐班葉枯病
二十年ほど前にはじめて島根県で発生が確認させた、松の褐班葉枯病と言う細菌性の松の病気があります、この病気は剪定されている黒松のみに発生する病気で、4〜5年前から鳥取東部でもかなり広範囲で発生が確認されてます。
下の画像のように葉枯れをおこし、また枝枯れも発生します。長年発病が続くと木全体が枯れる事もあります。
防除は、病気が新しい為に専用の薬剤はありませんが、松の他の病気に用いる、薬剤を用いることで本病も抑制されます。
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