11月の庭のお手入れ
いやー、朝晩がすっかり寒くなりましたね。紅葉もそろそろ色づいて、すっかり秋の気配です。
今年の夏は厳しい暑さでしたが、冬の日本海側は大雪になる可能性が高いらしいですよ。寒い冬に備えて、そろそろお庭も冬支度しておきましょう。
移植や植え付け、剪定の好機です!
気温が下がってくると草木の活動が低下してきますので、今月は庭木の刈り込み、剪定、庭木の植え付けや移植に良い時期です。また、寒さに弱い木には、そろそろ防寒対策を考えたほうが良いかも。
庭木の剪定、刈り込み
この時期が刈り込みや剪定に適しているのは、木が元気満々な時より、少し弱った休眠中に行った方が、木への負担が少ないからです。ただ、弱っている時にあまり強い剪定を行うと枯れてしまう恐れもありますので、弱めの剪定にとどめます。
落葉樹(桜、モミジ、バラ、あじさいなど)は落葉してからのほうが樹型が見やすくきれいに剪定できますので、今月後半以降に剪定したほうが良いでしょう。反対に、冬に花が咲くロウバイやマンサク、早春に花が咲くモクレンなどは早めの剪定をオススメします。
木の種類や状態によって剪定に適した時期はいろいろと違うので、気をつけてあげてくださいね。
庭木の移植、植え付け
落葉樹や果樹などはこの時期が植え付けに適しています。低木花木の株分けにもいい時期ですし、梅、桜、ハナミズキなどの苗木が出まわる楽しい時期でもあります。ただ、春まで根が休眠状態なため、植え付け後に防寒対策をしておかないと木が傷んで枯れてしまうこともありますので、注意が必要です。
防寒対策
鳥取県では、早い年だと今月下旬には雪が降り始めますから、寒さが苦手な木にはそろそろ防寒対策をしてあげましょう。本格的な雪対策はもう少し先でも大丈夫ですが、敷き藁だけでも保水と防寒の効果があります。
堆肥づくり
この時期に落ち葉を集めておいて、堆肥を作るのもオススメです。クヌギ、ナラ、ケヤキ、ポプラなどの広葉樹が堆肥づくりに向いています。
また、片山庭園では、毎年剪定した枝木をチップ(土壌改良材)にしています。ご希望の方にはお分けすることもできますので、お気軽にお問い合わせください。
大切な庭木が無事に冬を越せるよう、この時期にしっかりお手入れしてあげてください。
ご自分でのメンテナンスが難しいときは、ぜひ片山庭園にご相談ください!
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