秋にきれいな紅葉や可愛い実が楽しめる庭木 11選
最近やっと我が家にBSをつけまして、テレビっ子に拍車がかかっている田中です(笑)。
さて、近頃あちこちの木々が紅葉したり真っ赤な実をつけていて「秋だなあ」と実感しますね。紅葉といえばモミジやカエデ、イチョウなどが代表的ですが、もう少し小ぶりで、秋に目を楽しませてくれる庭木は数多くあります。今日はそういった木のなかから、いくつかご紹介しようと思います。
紅葉・黄葉・実が楽しめるオススメの庭木
ダンコウバイ(壇香梅)
ダンコウバイの花
ダンコウバイを漢字で書いたときの「檀香」はビャクダンの漢名で、その名の通り種子に強い芳香があり、枝や葉も揉むとわずかに香ります。
緑色の果実が、9月〜10月に赤から褐色に変化して、葉も黄葉してきます。また、春には黄色く可愛らしい花が枝にたくさんつき、一年を通じて変化が楽しめる木です。
花の色がウコンの根の濃い黄色に似ていることから、別名ウコンバナ(鬱金花)とも言われます。
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ドウダンツツジ(満天星)
ドウダンツツジはとても鮮やかな赤に紅葉します。春に、白いつぼ型の花が枝から垂れ下がるようにたくさん咲くのも楽しみですね。
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ナツツバキ(夏椿)
初夏に咲く白い大きめの花が印象的なナツツバキですが、落葉前には真っ赤に紅葉します。別名シャラノキ(沙羅木)とも。
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ハウチワカエデ(羽団扇楓)
ハウチワカエデは紅葉のしかたが変わっていて、緑を残したまま半分ほどが黄色や赤に変化したりします。日当たりによって色づきが違うようです。
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オタフクナンテン(お多福南天)
30~60cmほどの小さな木です。夏は青葉で冬も落葉しないのですが、低温になってくると紅葉します。普通のナンテンのように実はなりません。
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カマツカ(鎌柄)
秋には黄葉して赤い実がなり、春には白くて小さい花をたくさんつけます。幹が強靭で、その名の通り鎌の柄に使われたそうです。
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コマユミ(小檀)
コマユミも、秋には黄葉し、2cm程度の赤い実が鈴なりになります。春に咲く、黄緑色のちょっと変わった形の花も可愛らしいです。
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ナツハゼ(夏櫨)
初夏から実がなりはじめ、秋にはブルーベリーのような暗い紫色になり、葉もきれいに紅葉します。春に咲く赤い釣り鐘型の花も見もの。
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ニシキギ(錦木)
モミジ,スズランノキとともに「世界三大紅葉樹」と言われる見事な紅葉が楽しめます。枝に翼のような板状の突起があるのが特徴。
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マユミ(檀弓)
紅葉と果実、種子が楽しめる木。果実の色は白や薄紅、濃紅と様々で、熟すと真っ赤な種子が現れます。古くは弓の材料に使われました。
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ソヨゴ(冬青)
数cmの柄の先に真っ赤な果実がなります。常緑樹で冬でも光沢のある緑の葉がついたままなので、果実の赤とのコントラストがきれいです。
他にも、ナナカマド、ヤマボウシ、ウメモドキ、ナンテン、ピラカンサ、ガマズミなどがあります。
紅葉をよりきれいに見せるには
品種にもよりますが、一般的に日当たりの良い場所を選んで植えたほうが色づきが良くなります。また、紅葉する木だけを植えるのでなく、常緑樹と一緒に植えてあげると、緑と赤(または黄)のコントラストでよりきれいに見えます。
鳥取の気候風土に適した木や草を選ぶのがポイント
ご紹介したものはすべて鳥取のお庭に適したものばかりです。数ある紅葉する・実がなる植物の中でも、やはり地元の気候風土に合ったものを植えてあげたほうが、元気で長持ちします。もともと温かい地方が原産のものを植えると、枯れてしまったりきれいに色づかなかったりするので、注意が必要です。
また、植え付けに適した場所、時期やメンテナンスの方法は品種によって違いますので、お気軽に片山庭園にご相談ください。
写真の著作権表示一覧
ダンコウバイCopyright © 2013 Lindera obtusiloba by Rotuli
Copyright © 2009 ダンコウバイの花、岐阜県納古山にて by Alpsdake
ナツツバキCopyright © 2012 Stewartia pseudocamellia by peganum
ハウチワカエデCopyright © 2008 ハウチワカエデの紅葉3 by コーッターター
カマツカCopyright © 2012 和泉川 カマツカ by ひでわく
コマユミCopyright © 2013 追分市民の森 コマユミ by ひでわく
上記以外無料 風景写真素材/AMI Lab.(あみラボ)
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